歯を一生懸命みがいてもむし歯になってしまったり、なおしたのにまた同じ歯がむし歯になったり、 むし歯はなかったのに歯周病になってしまったり、また逆に歯みがきをしないのにむし歯のない人がいたり不思議ですね。
さてどうしてなのでしょうか?
それはその人にとって むし歯・歯周病のリスクがどれだけあるかどうかです。
そのリスクは一体なんでしょう?
まずは歯をしっかりみがけてるかどうかです。歯をみがいてるのにプラ-クがとれてなければ意味がありません。次に唾液です。さらさらした唾液がたくさん出る人は 唾液が口の中をきれいにしてくれます。ねばねばした唾液で少量しか出ない人はリスクが高くなります。また、むし歯と歯周病には原因菌がいます。その細菌が口の中に多ければリスクが高くなります。
全身的なリスクもあります。たとえば糖尿病や高血圧症などの病気の人は歯周病が進みやすいです。
生活の中にもリスクがあります。食事の回数が4回以上の人は3回の人よりリスクが高くなり、寝る前に食事したりお酒を飲んでそのまま寝てしまうとかなりリスクが高くなります。
また、食事内容・砂糖のとりすぎ・不規則な生活・たばこ・運動不足・ストレス 家族(家族内で原因菌が感染する)など多くのリスクがあります。
ホームケア(家庭での予防)とプロフェッショナルケア(診療所で行う予防)を同時に行い、患者様と一緒に予防に取り組んでいます。
1 むし歯の原因菌を除去
「むし歯」の原因菌がいなければ、いくら砂糖を食べても、歯を磨かなくてもむし歯はできません。したがって「むし歯」の原因菌を減らす、または除去する必要があります。
2 フッ素(むし歯は自然治癒する)
「むし歯」を自然治癒させるためにはフッ素が必要です。ただし、フッ素は毎日必要です。
3 食事療法
そもそも「むし歯」や「歯槽ノーロー」食生活の変化から生じた疾患です。食事が基本になります。
4 PMTC
歯の表面を顕微鏡レベルまで汚れを落とすと歯垢が付いても簡単にとれます。ちょうど、車のワックスのように掃除がとても楽になります。